高2留学生インタビュー
2024.07.10
島根県立大東高等学校 高地麻央さん
高2留学生インタビュー
2024.07.10
島根県立大東高等学校 高地麻央さん
なぜ「しまね高2留学」に?
中学生のころから地方に住みたい思いがありました。実際に行ったことはなかったのですが、写真などで見る田んぼの景色がすごく綺麗で、「こういうところで落ち着いた生活がしてみたい」と地方留学という選択をしました。 また、私は中学生のころに学校や社会のルールなどを不思議だと感じるようになり、そういった制度への疑問もあり、やりたいときにやりたいことができる環境を魅力的だと思っていました。地方留学のことを知ったのは中学2年のころでしたが、3年間を地方で暮らす自信は持てませんでした。その後、入学した通信制高校に地方留学のプログラムがあり、「しまね高2留学」を検討し始めました。
留学先に選んだ理由
理由は一つではないのですが、まず学校見学に来たときに、大東は住みたい地方のイメージに似ていると感じたことがあります。それから、私は校則が嫌で、自分が理解できないことを押し通されるのは無理なタイプ。変えなければいけないものは変えようと言いたいし、提案もしたい。そういう姿勢を学校側は受け入れにくいだろうと思っていました。でも、大東高校の先生方にそのような話をしたところ、「高地さんが来ることによって新しい風が吹く、どんどん吹かせてほしい」と言われました。ここなら自分が嫌だと思うことを隠すことなく、より良い形に変えるほうに向きながら生活できると感じました。
留学前に不安だったこと
途中で断念して帰ってはいけないというプレッシャーを感じていました。変化に前向きな学校であったとしてもルールはあるし、やはりそれを変えるのは簡単なことではないので、やっていけるのかなという不安もありました。
大東へ来てすぐ、寂しさとホームシックでつらくなりましたが、3日ぐらいで終わりました。同級生が「インスタを交換しよう」と声をかけてくれたのがすごく嬉しくて、一気に仲間ができました。
がんばった・チャレンジしたこと
2024年2月に「たかまつなな」さんの講演会を企画しました。東京で見学したビジネスコンテストで、たかまつさんが「世界を変えられると思う子供たちを増やしたい」という内容のプレゼンをされていて感激し、「この思いをみんなに感じてもらえたら何か一歩踏み出すきっかけになるはず」と思い、事務所に直接連絡を取りました。熱意を伝えたら「やりましょう」と言ってもらえました。
当初は2023年12月の開催予定でしたが、たかまつさんの体調不良で中止になりました。大変でしたが、準備期間が結構楽しかったので、案外良かったのかもしれません。中止・延期の段取りという経験はなかなかできませんから。
興味がない生徒にも知る機会を持ってもらうため、学校の授業の一環としてお話しいただきたかったのですが、学校側の事情もあり、広く参加を募集する特別授業になりました。それでもやはり多くの生徒に来てほしかったので、部活動の顧問の先生に部員に参加してもらえるようお願いしたりしました。あのとき走り回ったのは楽しかったし、空回りしていたけどよく頑張ったなと思います。
学校生活で印象的な思い出は?
沖縄への研修旅行です。研修旅行というと、団体で決められた行動をとらなければいけないイメージで、自分の好きな友達と班を組むこともできないのだろうと思っていました。でも予想より自由に動け、友達と一緒に海にも入れて楽しかったです。
沖縄は家族旅行で訪れたことがありましたが、観光地ばかり巡って私が興味を持っている歴史や戦争についてあまり学べませんでした。研修旅行を通して米軍基地の問題や沖縄戦のことをより深められたのもよかったです。
一番おどろいたこと
親が車で学校の送り迎えをしていることにびっくりしました。また、方言にも驚きました。地域の方の方言が強く、いろいろ教えてもらう中でもわからないことが多いです。「自分の話している言葉が普通だと思っていたから、どこが方言なのかわからない」という友達もいて、かわいいなと思いました。
将来どんなことをしたいですか?
具体的には決めていません。私にとっての幸せは自由になることだと思っているので、自分が何かをやりたいときにやれる行動力を身につけたいです。
丸子山公園
遺跡のようなイメージの場所で、昼は大東高校が一望でき、夜はプラネタリウムのように星がたくさん見えます。
kinoca
大好きなパン屋さん。とても美味しくてハマっています。
加茂の街並み
住みたかったところに一番似ています。家々や町の風景が素敵です。
学校情報
島根県立大東高等学校
〒699-1251
島根県 雲南市大東町 大東637
TEL:0854-43-2511
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