先生・CNインタビュー

2025.03.26

自身も惹かれた江津の魅力。学校と地域をフラットにつなぐ。

島根県立江津工業高等学校/魅力化コーディネーター/合同会社オリエンタルシティ代表社員 竹内 希さん

竹内 希さん

群馬県沼田市出身。高校、大学で地域活性や環境教育などを学び、大学4年生の頃に町づくりを行なっている地域を探していたところ、江津市と出会う。卒業後は江津市のNPO法人てごねっと石見に就職。「エンターテイメントで町をおもしろく」をテーマに、町にあるものを活かし、町にいる人と一緒に「エンタメ」を生み出す企画会社・合同会社オリエンタルシティを2023年に立ち上げる。江津工業高校の魅力化コーディネーターを前職の頃から続け、現在6年目。

竹内 希さん

江津市ならではの「人との距離感」に魅せられて

はじめてこの町に来た時に、直感的に江津の人や風土が自分に合うなと感じました。また江津は「起業を支援する町」としての取組があるんですが、人と人が応援し合う距離感が、近すぎず遠すぎず、ちょうど良くて興味を持ちました。当時大学生だったのですが、地域に対して課題意識をもって、好きなことで起業している大人たちがいる面白さにも惹かれたんです。それだけなら他の町にもあるかもしれませんが、例えば会いたいと思った起業家に、その日のうちに会えるような距離の近さとスピード感は、江津ならではと感じました。2023年に合同会社を立ち上げたのですが、前職のNPO法人てごねっと石見の時から江津工業高校の魅力化コーディネーターをさせていただいていて、今も続けています。

地域に飛び出して身につく、コミュニケーション能力

私が学校で担当する業務は、年度によって異なります。今年は「企業探究学習」というのをやっていて、江津市内の24社の企業さんにご協力いただき、生徒と企業さんと一緒に、企業の魅力や特徴をPRする動画や冊子などを作っています。生徒たちが月に1回、企業へ行く機会を設け、交流しながら進めます。私は外部との調整や、当日の司会進行、授業支援も行います。学校と地域をつなぐような立ち位置で、サポートさせていただいています。 他の学校でも支援員をしているのですが、江津工業高校の生徒たちは大人とも臆さずにコミュニケーションをとる傾向があります。企業さんとのやりとりや、地域で開催されるイベントへの出展要請なども増えているからか社会性が身についているように感じます。学校内で会った時はただ無邪気で元気な高校生なんですが(笑)。あと江津工業高校は資格取得にも力を入れていて、高校生ではなかなか取れないような資格を取得する生徒もいます。生徒たちが「やりたい」と言った時の学校側の柔軟性と伴走力が高いんです。江津という町自体もそれが強いし、「誰かの挑戦を応援する」という風土が土地に根付いているのかもしれません。

江津工業高校の中の「しまね留学生」

実は、江津工業高校にいると「しまね留学生」を意識することが無いんです。あまりにも溶け込み過ぎていて(笑)。話した後で「県外から来てたんだね」と知るんです。強いて言うなら、インタビューや企画提案など積極的に出てくるのは、地元生と比較してしまね留学生が多いような印象もあります。もしかしたら江津工業高校の一番の特徴は、いい意味で「しまね留学生だから」ということも無くフラットなところかもしれません。しまね留学生を特別扱いする学校や地域もあるかもしれませんが、ここではただの1人の高校生。しまね留学生かどうかに関わらず、行動できるきっかけはあちこちに転がっているんです。これは当たり前のことではないと思うし、そんな江津工業高校の自由な雰囲気は魅力的だと思います。

生徒がデジファブで作ったバッグを手に。

これからしまね留学を目指す方へ

「しまね留学しようかな」って悩んでるだけですごいと思うんです。自分がチャレンジする、変わるための一歩を、自分で考え始めているのがまず素晴らしいことです。あとは「思いついたんだから、悩むならやりな」の一言に尽きます(笑)。飛び込んでみた先でしか見えないものがあるので。受け入れてくれる学校はたくさんあると思うので、いろいろ見て自分に合う場所を探してみてください。

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