多様な個性で溢れているのに、一人ひとりに寄り添える飯南高校。全校191人の小さな学校には、全国45校から生徒が集結。「これまでの当たり前が、当たり前じゃなくなる」という土壌があります。生徒が自分の殻を破り、一歩踏み出そうとした時、「生徒約5人に、教職員が1人」というスケールを活かして手厚くサポート。習熟度別少人数授業や個別指導などで、自分に合ったペースで学びを深められます。2年次よりⅠ型（就職・専門学校進学向け）・Ⅱ型（大学進学向け）のコースを選択し、進路の実現を目指します。また、飯南町全体をフィールドに、さまざまな体験学習や課題解決型学習などを行う「生命地域学」で「生きる力」を育成。なぜ地域なのでしょうか。地域には、答えのない課題や魅力が溢れていて、生徒が自分や地域の未来を描くのにうってつけだからです。

寮から最寄りのコンビニまでは徒歩１時間。不便に感じることもあるはずです。しかし、飯南町には「大しめ縄」「神楽」「はやしこ」なども継承されているため、この地ならではの伝統文化に触れる機会も多いのが魅力です。夏には川で泳いだり、冬には雪で遊んだりと、豊かな自然の中で四季を感じながらの毎日を送れます。また、地域の方に支えられている飯南高校だからこそ、挑戦できる機会がたくさん。生徒の”ヤリタイ”をカタチにする「生命地域ラボ」や、県外生対象の「ホストファミリー制度（まち親）」をはじめとして、地域に飛び出したくなること間違いなし。新たなチャレンジを応援してくれる人たちが、皆さんを待っています。

平成27年度に新しくなった木造の寮。高校に隣接しているため、通学時間は徒歩１分です。定員56名の清潔な寮は２人１部屋。個人用の勉強机を完備し、収納も充実しています。毎日の朝食・夕食はもちろん、お昼には寮からお弁当が届くため、地元食材を使用したおいしい食事を食べられます。寮には、島根県内の生徒だけでなく、県外生も多く入寮。学年を超えて仲が良いのが特徴で、寮生同士が話し合い生活しやすい寮を目指して生活しています。飯南町への住民票移転を条件に、飯南町から毎月１万円の寮費助成もあり。 また、県外生を対象に「ホストファミリー制度（まち親）」もあります。ホストファミリーを務める地域の方を通して、地域の伝統行事「はやしこ」に参加したり、田植え・稲刈りなどを体験したりする生徒も。部活動をはじめ、学校生活でも、多くの方に支えられています。